赤プリの最後を見届ける企業

こんにちは。

今朝のニュースで、グランドプリンスホテル赤坂(通称「赤プリ」)の
解体工事を大成建設が請け負ったということを知りました。
赤プリは40階建、140メートルの高さのビルで、国内の解体工事としては
過去最大となります。

今年7月から、約1年もかけて解体していくようなのですが、注目なのは
その解体方法。
大成建設が昨年2月に開発した「テコレップシステム」という技術を使うため
粉塵、騒音、振動を抑えた工事ができるのだそうです。
この技術は、建物の屋根をフタ替わりにして、ジャッキで支えながら、
ビル内で高層階から解体していく仕組み。
赤プリだけに、最後まで周りを気遣った工事方法を選んだのでしょうか。

このような解体工事、竣工にくらべると派手さには欠けますが
作ったビルを安全に解体するのはとても大切なこと。
各社技術を磨いていっているようです。

ちなみに私がビルの解体工事ときいて真っ先に思いつくのが
海外などの爆破工事。
見物客も多く集まるイベントのような感じですが、日本では規制が
厳しく、なかなか実施されることはないようです。

ここ10年程の高層ビル解体請負会社をいくつかご紹介して、
本日のまとめとしたいと思います。

第22外山興和ビル(19階建、2000年解体着工) 西松建設
浜離宮ビルヂング(20階建、2005年解体着工) 大成建設
ホテルソフィテル東京(26階建、2007年解体着工) 清水建設
名古屋東京海上日動ビルディング(25階建、2009年解体着工) 竹中工務店