日本経済の鍵を握るのは銀行?

こんにちは
大学院1年生のインターンです。
今回は金融業界について書きたいと思います。
話半分にお読みください。

突然ですが「信用保証協会」ってご存知でしょうか?
信用保証協会は、中小企業が市中金融機関から融資を受ける際に、
その債務を保証することで、中小企業の資金繰りの円滑化を図ることを
目的としている公益法人で、都道府県や大都市を単位として、
全国に52存在します。

私が、この制度について疑問に思うのは、なぜ融資を受ける際に、
保証が必要なのかということです。
銀行の業務で最も大切なのは審査です。
審査をして融資するかを判断し、ハイリスクだが将来有望な企業に対しては
金利を上げて融資を行えばいいのです。
貸し渋りが増える可能性があるという人もおられると思いますが、
有望な企業には、必ず貸し手が現れます。
また、成長性のない企業が淘汰されるのは、市場原理の常識です。

銀行が審査を協会頼みにしているようでは、銀行は成長しません。
経済の潤滑油である銀行の成長がなければ、日本経済の成長はありえません。

この制度は、中小企業のためという趣旨でできた制度でありながら、
銀行を保護し堕落させる制度になっていると思います。

そのため、私は日本経済の鍵を握るのは、銀行ではなく投資銀行業務に
注力し始めた証券会社だと思います。
なかでも、リーマンブラザーズのアジア・欧州事業を買収した
野村證券野村ホールディングス株式会社の子会社)に
日本経済の風穴を開けてくれることを期待をしています。